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超長綿「スーピマコットン」とは?特徴や最高品質と言われる理由とは?

コットンの中でも、最高品質と言われる「スーピマコットン」をご存知でしょうか?

なぜ最高品質と言われるのか?その理由や、スーピマコットンの特徴とはどのようなものがあるのでしょうか?

「スーピマコットン」とは?

スーピマコットン

スーピマコットンとは、コットンの中でも、質の高いコットンとして知られています。名前の由来の「スーピマ」とは、「Superior Pima(高級ピマ綿)」を略したものです。「ピマ」とはコットンの品種で、エジプト綿とアメリカ綿との異種交配によって作られたコットンです。このピマの品種の中でも、さらに優れている最高級コットンこそが、「スーピマコットン」なんです。

綿のランクは、基本的に繊維長が長くなればなるほど、高くなります。そしてスーピマコットンは、最高ランクと言われる「超長綿」に該当します。スーピマコットンは繊維長が、35mm~40mmと、とても長くしなやかな繊維でできています。身近なほとんどのコットン製品は、中繊維綿でできています。その中繊維綿と比べると繊維長が10mmほど長く、いかに長い繊維に部類するかお分かりいただけるかと思います。

スーピマコットンは、世界のコットン生産量のうち、1%にも満たず、希少性の高いコットンです。

生産産地が、アメリカ合衆国の「カリフォルニア州」、「アリゾナ州」、「テキサス州」、「ニューメキシコ州」に限られ、どこでも生産できるわけではありません。生産数量は特に、カリフォルニア州のサンホアキン・バレーが一番多くを占め、スーピマコットンのうちの8割以上を占めています。限られた生産場と、栽培することが難しい超長綿である点が、希少価値を高める所以となります。 希少性が高いため、一般的なコットンに比べてどうしても値段は高くなってしまいますが、それでも多くの有名ブランドが「スーピマコットン」を採用し、高く評価しています。

スーピマコットンの歴史

スーピマコットンの誕生は、1954年に遡ります。すでに需要の高まりがあったピマコットンを生産する農家が集まり、「スーピマ協会」を設立させました。そして、その協会に所属する農家が生産するピマコットンを、「スーピマコットン」と命名しました。

スーピマコットンの浸透は、1956年にシャネルの広告にも起用されたアメリカの有名モデルのスージー・パーカーを、スーピマコットンの広告塔として採用したことがきっかけとなりました。

引用:Suzy Parker – Wikipedia

1990年には、スーピマコットンの管理と宣伝を目的に、小売業者に向けライセンスプログラムを導入しました。そして、現在の地位を確立するほどまでに発展しました。

スーピマコットンの特徴

最高ランクとも言われる「スーピマコットン」ですが、どのような特徴があるのでしょうか?

しなやかでやわらかな肌触り

スーピマコットンは、とてもしなやかでやわらかな肌触りが最大の特徴です。長繊維綿の中でも特に長い、「超長綿」に該当し、トップクラスに繊維が長く、1本1本の繊維がやわらかくなります。繊維長が長くなることで、毛羽立ちも少なくなることから、滑らかでしなやかな風合いになります。カシミヤやシルクなどに例えられるほどの、肌触りの良さを持っています。

肌触りが滑らかなので、生地と肌との摩擦が少なく、着心地がとても良くなります。肌に直接触れるT-シャツや肌着・下着の他、パジャマや最高級寝具などに使用されています。

ハリ感がある

超長綿になると繊維がとても細くなりますが、スーピマコットンは超長綿の中では、繊維が少し太めになります。そのため、他の35mm以上の超長綿と比べるとハリ感のある生地に仕上がります。ハリ感があることから、より高級感のある風合いを感じられるでしょう。

高い耐久性と強度がある


繊維は細くて繊細ですが、スーピマコットンは高い耐久性と強度を持つことでも知られています。流通する一般的なコットンの中には、繊維長が不ぞろいで、耐久性に乏しいコットンがたくさんあります。スーピマコットンは、繊維長が35mm以上にそろえられ、紡績の際のつなぎ目が少なくなることで、強い糸に仕上がるのです。

さらにスーピマコットンは超長綿の中では、繊維が少し太く強度の高いことが特徴です。そのため、超長綿のしなやかな風合いと強度の両方を確立した優れたコットンなのです。

シルクのような光沢感がある

毛羽も少なく、繊維長の長いスーピマコットンは、シルクのような艶やかな光沢感があります。短繊維綿は、毛羽が多くマットでラフな見た目ですが、スーピマコットンはシルクや長繊維の合成繊維で仕上げたような美しい光沢感があり、比較すると一目瞭然です。

染色性の良さ


毛羽が少ないスーピマコットンは、染色ムラが少なく、美しい色合いに仕上がります。均一の繊維のおかげで、繊維の奥まで染色が入りやすく、発色性も高く、色落ちしにくいと言われています。コットン特有のムラを抑えたい場合は、スーピマコットンは、おすすめのコットンと言えるでしょう。

厳しい品質管理

スーピマコットンは、アメリカの一部の地域でしか生産できません。スーピマコットンの生産条件である高温で乾燥する土地を満たす地域でしか、綿花の栽培が許されていないからです。アメリカの南西部がこの基準満たし、産地を限定することで、安定的に高い品質を保つことができます。

ちなみに、ピマコットンはスーピマコットンとは違って、世界の様々な地域で栽培されています。スーピマコットンと同じく、ピマコットンも通年で気温が高く乾燥した土地で生産されますが、生産場所はアメリカ以外にも、オーストラリア、ペルー、中国、パキスタン、インドと幅広い地域で育てられています。その中でもより限定的に栽培されるスーピマコットンは、いかに厳格な基準の元で品質管理されているか伝わるのではないでしょうか。

ブランド力がある

スーピマコットンは、コットンの中では、最高品質として知られているブランド力があります。徹底した管理と品質コントロールがされているコットンであることを証明できることから、スーピマコットンを使用することで、消費者は安心して購入することができます。スーピマコットンであることを示すタグも付けられるので、トレーサビリティができます。

まとめ

POINT

スーピマコットン

  • エジプト綿とアメリカ綿との異種交配の超長綿
  • アメリカ合衆国の限定的な地域でのみ生産される

スーピマコットンの特徴

  • しなやかでやわらかな肌触り
  • ハリ感がある
  • 高い耐久性と強度がある
  • シルクのような光沢感がある
  • 発色性の良さ
  • 厳しい品質管理
  • ブランド力がある

最高品質と言われる所以が伝わりましたか?限定的な生産地と、厳しい品質管理が、最高レベルに品質をキープするための秘訣でした。肌触りのいいコットンをお探しの場合は、「スーピマコットン」を候補に入れてみてはいかがでしょうか?

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