
ファッション業界では日々、目まぐるしくサスティナブルな生地の開発が進んでいます。中でもヴィーガンレザーは注目されている素材の一つです。
tunageruでもパイナップル由来のヴィーガンレザーやサボテン由来のヴィーガンレザーを販売していますが、リンゴ・竹・ヒノキの植物由来の原料をアップサイクルした「国産バイオヴィーガンレザー」の販売を開始しました。
サスティナブルなレザーとは…
環境への負荷を減らすレザー生産の動きは世界的にも顕著です。
サスティナブルなレザーには大きく分けて素材ごとに3つのジャンルがあります。
エコレザー
本革を使用し製造から販売までの全ての行程で環境負荷を低減したもの
革の切れ端を再利用可能
フェイクレザー
表面を動物皮の天然レザーに似せて人工的に作ったプラスチック・ビニール製の素材
動物保護の視点、皮革産業の水質汚染に比較し低負荷
ヴィーガンレザー
本革(動物性のもの)を使用していない
合成素材や植物繊維を使って作られたバイオベース素材
国産ヴィーガーンレザー
サスティナブルなレザーの中でも近年注目を浴びているのがヴィーガンレザーです。
NIKEはパイナップルの繊維を使用した「パイナップルレザー」のシューズを発売し、大きな反響を呼びました。
ステラ・マッカートニーはキノコの菌糸体やワインに使用されるブドウの搾りかすから作られたヴィーガンレザーを用いたバッグを続けて発表しています。
世界的に大きなトレンドになりつつあるヴィーガンレザーですが、ここ日本では国産の植物由来の再生可能原料を使用した「Bio Vegan Leather series」が国内工場で製造・販売されています。
原料になる「りんご」、「竹」、「ひのき」それぞれの素材に1つ1つのストーリーがあります。
リンゴ・竹・ヒノキをアップサイクルした「国産バイオ・ヴィーガンレザー」
aplena アプレナ

りんごジュースの搾りかすをアップサイクル
産業廃棄物や、CO2排出量削減に貢献できるモノ作りにこだわった日本製バイオヴィーガンレザー
特徴
・りんごジュースの搾りかすを配合
・柔らかな感触と、軽さが特徴的
素材
表:りんご 25% PU 75%
裏:レーヨン 35% ポリエステル 65%
Bamblena バンブレナ

脱プラスチックに対応する原料として注目の竹
里山保全のために伐採された国内の竹をアップサイクルした日本製バイオヴィーガンレザー
特徴
・竹林を整備する際に発生する竹を再利用
・革のような感触と耐久性を追求
素材
表:竹 8% PU 92%
裏:ナイロン 60% PU 40%
HINOKI leather ヒノキレザー

国内のヒノキの加工場にて発生する木粉をアップサイクルした日本製バイオヴィーガンレザー
特徴
ヒノキ加工所にて発生する木粉を配合
ヌバック調の合成皮革
素材
表:ヒノキ 18% PU 82%
裏:レーヨン 35% ポリエステル 65%
まとめ
こんなに身近な食べ物や植物からレザーが作られているとは驚きを隠せません。
多くの企業がこうして循環型社会を目指そうと素材開発を行っております。
ヴィーガンレザーを企画に取り入れることでサスティナブルな製品へとアップグレードしてみてはいかがでしょうか?
tunageruではヴィーガンレザーをはじめ多くのサステナブルな生地を取り扱っております。

日本が誇る生地産地の機屋、ニッターなどのテキスタイルメーカーから生地を仕入れられます。
tunageruは、株式会社ディープラストレーディングが運営するインターネットで複数の生地メーカーから生地を仕入れることができるモール型のBtoB ECプラットフォームです。バイヤーは、登録料、固定費無料でご利用いただけます。まずは登録して、ぜひ検索してみてください。