テキスタイリング(TEXTILING)の勧め 「MetotE・目と手」第32回の連載記事をお届けします。
「MetotE・目と手」とは。詳しくはご挨拶をご覧ください。

例年になく天候不順の8月は世界情勢の不安定もあり、コロナは幾分収まりつつある中でも先行きの不透明さに心中複雑な思いがありました。
かつてないほどの猛暑にも見舞われましたが、同時に豪雨や強風で台風の感覚を越えるほどの災害の恐ろしさを味わった地方もありました。
変わる秋の装い
10月になると一気に気温が下がり、当然のことながら中秋の名月や虫の音が秋を気付かせてくれます。この間のウィンドウは今年は夏の華やかさを残しながら少しづつ秋の様子に代わるという例年とは異なる変化があったように思います。
晩夏から秋へと向かうウィンドウの様子をお伝えします。




















重要な役割を果すニット
通常は6月の半ばからデザイナーズブランドやラグジュアリーブランドでは秋が立ち上がりますが、社会情勢の影響か日々の暮らしぶりや安心感、利便性に夢が託されたのか、急激な秋への切り替わりはあまり見られませんでした。季節の変わり目や気軽さから中間で重要な役割を果しているニットが見せ場を作りました。気が付いたら秋、という自然な流れかもしれません。










北川美智子
慶応義塾大学文学部図書館情報学科卒 旭化成、三景サンテキスタイル、レナウン、三陽商会、伊勢丹研究所を経て独立。 原糸メーカー、繊維商社、テキスタイルやニットのファクトリーと素材開発、アパレルと 商品企画、販売戦略を行う。プルミエルビジョンなどの大型展示会で素材やアパレル 商品買い付けの経験の後、30年にわたりPV情報をまとめ発信。 1995年から2011年まで多摩美術大学にて非常勤講師として「テキスタイルデザインマ ネージメント」に携わる。若者に何を伝えたいかを考える、若者が何をどのように感じて いるかを知る機会に恵まれたことは大きい。 現在は世界のファッショントレンド情報を把握し、目の前にある消費者と店頭との間に 何があるかを探り、目で見て頭で考え、手で触れて心で感じ先を読みたいと考えている。
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