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テキスタイリング(TEXTILING)の勧め「MetotE・目と手」

いつの間にか秋 そして冬 2 MetotE 33(東京ウィンドゥディスプレイ)

テキスタイリング(TEXTILING)の勧め 「MetotE・目と手」第33回の連載記事をお届けします。
「MetotE・目と手」とは。詳しくはご挨拶をご覧ください。

テキスタイリング(TEXTILING)の勧め 「MetotE・目と手」 ご挨拶 素材と色と形を目で見、手で触れる  素材は洋服の原点です。 一般的に素材は「ファブリック」「テキスタイル」「ニット」「マテ...

待ちかねた涼しさはそのまま秋の到来となりました。各生活用品や食べ物の値上げ、円安の影響、人間不信になるような混乱した政治と暗い材料の多い10月でしたが、マスクの強制も解けて旅行も解禁となり明るい材料の出てきた折りの梨泰院のハロウィン騒ぎと暮れに向かう出ばなをくじかれたような後半でした。

秋の深まり

SNSでの情報発信やネットでの購入が相変わらず消費活動の大きな原動力となっていますが、その分店頭でしか伝えられない商品の魅力に改めて気づく人も増えた気がします。

前回ではいつの間にか秋が来たような季節の変わり目がはっきりしないのが今シーズンの店頭の特徴と捉えましたが、その曖昧さが心地よくそのまま秋の深まりに繋がっているようです。サステイナブルやSDGsなどの社会的倫理感の高いキーワードがじわじわと浸透し、しかし正しい解釈が伝わらないジレンマも抱えながら、というのが正直なところかもしれません。

気軽な羽織もの

春から気になるコートやジャケットは気軽に羽織れるカバーアイテムとしていつの間にか身近なものになってきました。テイラードやクラシック回帰が言われていることからトレンチタイプは根強いものがありますが、秋は薄手の襟付き、襟なし共にウール系素材を中心に普段着に見るオシャレ感、ソフト、軽さ、明るい色などが付けられ新鮮なアイテムとして登場しました。

素材ではやはりボアやファー、起毛、フリースなどが機能的でスポーツテイストをエレガントにもポップにもなるアイテムに展開されています。

年間を通してのデニムはアイディアに富んだデザイン力を発揮したものや、刺繍、プリント、その他の素材との組み合わせを楽しむものが増え、シーズンを問わず底力を感じさせてくれます。

秋たけなわの店頭を覗いてみました。

          

いつの間にか秋 そして冬 1 MetotE 32(東京ウィンドゥディスプレイ) テキスタイリング(TEXTILING)の勧め 「MetotE・目と手」第32回の連載記事をお届けします。「MetotE・目と手」とは。...

北川美智子
慶応義塾大学文学部図書館情報学科卒 旭化成、三景サンテキスタイル、レナウン、三陽商会、伊勢丹研究所を経て独立。 原糸メーカー、繊維商社、テキスタイルやニットのファクトリーと素材開発、アパレルと 商品企画、販売戦略を行う。プルミエルビジョンなどの大型展示会で素材やアパレル 商品買い付けの経験の後、30年にわたりPV情報をまとめ発信。 1995年から2011年まで多摩美術大学にて非常勤講師として「テキスタイルデザインマ ネージメント」に携わる。若者に何を伝えたいかを考える、若者が何をどのように感じて いるかを知る機会に恵まれたことは大きい。 現在は世界のファッショントレンド情報を把握し、目の前にある消費者と店頭との間に 何があるかを探り、目で見て頭で考え、手で触れて心で感じ先を読みたいと考えている。

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