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テキスタイリング(TEXTILING)の勧め「MetotE・目と手」

ボアとフリース MetotE 37(東京ウィンドゥディスプレイ)

テキスタイリング(TEXTILING)の勧め 「MetotE・目と手」第37回の連載記事をお届けします。
「MetotE・目と手」とは。詳しくはご挨拶をご覧ください。

テキスタイリング(TEXTILING)の勧め 「MetotE・目と手」 ご挨拶 素材と色と形を目で見、手で触れる  素材は洋服の原点です。 一般的に素材は「ファブリック」「テキスタイル」「ニット」「マテ...

今冬は陽の光の温かさを感じながらも、曇りや風の強さで寒さが身にしみる日も多くありました。折からのエネルギー節約で寒さを防ぐためにアウターウエアへの関心が高まったように思います。

ボアやフリースのブルゾンやジャケット

コートの概況は前回にお伝えしましたが、今シーズンの特徴はクラシック志向の影響でベーシックなウールのコートが見直され、厳しい寒さの折はダウンが圧倒的に強みを発揮すると同時に陽射しがある時やそれほど低い気温ではない日によく見られたのがボアやフリースのブルゾンやジャケットです。秋からニットやカーディガン感覚で若い人たちを中心に着られましたが、あっという間に50代60代にまで浸透しました。これにはユニクロが提唱したフリースジャケットやパーカー(4990円)の影響があるかもしれません。男性や子供達からも支持され街でよく見かけるようになりました。

フリースやボアの多様な広がり

90年代のフェイクファーの台頭から20年余りが過ぎ、今はフェイクではなくケミカルファーとして新しいジャンルを作っていますが、その中でもフリースやボアは22年に様々な広がりを見せました。軽くて温かく肌触りも良く日常のアウターウエアとして最適といえます。同時にデザインに楽しさやアイディアを盛り込んだものも見られルのが人気の所以でしょう。

2023年もアイテムやデザインのバリエーションと共に幅広い分野での展開に期待がかかっています。

          

北川美智子
慶応義塾大学文学部図書館情報学科卒 旭化成、三景サンテキスタイル、レナウン、三陽商会、伊勢丹研究所を経て独立。 原糸メーカー、繊維商社、テキスタイルやニットのファクトリーと素材開発、アパレルと 商品企画、販売戦略を行う。プルミエルビジョンなどの大型展示会で素材やアパレル 商品買い付けの経験の後、30年にわたりPV情報をまとめ発信。 1995年から2011年まで多摩美術大学にて非常勤講師として「テキスタイルデザインマ ネージメント」に携わる。若者に何を伝えたいかを考える、若者が何をどのように感じて いるかを知る機会に恵まれたことは大きい。 現在は世界のファッショントレンド情報を把握し、目の前にある消費者と店頭との間に 何があるかを探り、目で見て頭で考え、手で触れて心で感じ先を読みたいと考えている。

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