テキスタイリング（TEXTILING）の勧め 「MetotE・目と手」第38回の連載記事をお届けします。
「MetotE・目と手」とは。詳しくはご挨拶をご覧ください。
あけましておめでとうございます。問題や課題含みの2023年がスタートしました。
久しぶりに制限のないクリスマスから新年にかけて街も賑わいを見せています。
雑貨の充実
百貨店の福袋の人気がもどり各店とも集客に成功したようです。
銀座や表参道の街の様子はクリスマス後の目だった変化はあまり見られず、比較的上質で高級感のあるもの、ポップで楽しさ溢れるもの、バッグをはじめ靴やマフラーなどの雑貨の充実が見られました。
アイディアに満ちたデザイン
新春のウィンドウは春らしい明るい色と思いきや黒の装いが意外に多く、テーラリングと共に改まった感覚が伝わります。クラシックムードは新年にふさわしいスタイリングを作りますが、従来のものに比べてソフトでデザインが加わり、カジュアル化が進みました。
素材も自在で機能性があり、色の組み合わせが新鮮といった現代バージョンに代わっていることに注目です。
上品で高級感があることで新たなラグジュアリーと見ることもでき、今まで主流だった低価格で楽しむ傾向から新しい商品選びの時期に入ったかもしれません。そのカギを握るのが昔の顔をしながらも現代の機能性を持つ素材とデザイナーのアイディアに満ちたデザイン力にあるといえます。
お正月の店頭スナップをいくつかご紹介します。
北川美智子
慶応義塾大学文学部図書館情報学科卒 旭化成、三景サンテキスタイル、レナウン、三陽商会、伊勢丹研究所を経て独立。 原糸メーカー、繊維商社、テキスタイルやニットのファクトリーと素材開発、アパレルと 商品企画、販売戦略を行う。プルミエルビジョンなどの大型展示会で素材やアパレル 商品買い付けの経験の後、30年にわたりPV情報をまとめ発信。 1995年から2011年まで多摩美術大学にて非常勤講師として「テキスタイルデザインマ ネージメント」に携わる。若者に何を伝えたいかを考える、若者が何をどのように感じて いるかを知る機会に恵まれたことは大きい。 現在は世界のファッショントレンド情報を把握し、目の前にある消費者と店頭との間に 何があるかを探り、目で見て頭で考え、手で触れて心で感じ先を読みたいと考えている。
日本が誇る生地産地の機屋、ニッターなどのテキスタイルメーカーから生地を仕入れられます。
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