テキスタイリング(TEXTILING)の勧め 「MetotE・目と手」連載第23回の記事をお届けします。
「MetotE・目と手」とは。詳しくはご挨拶をご覧ください。

コロナ対策も新たな段階に入り、ロシアとウクライナの戦いに大きな不安を抱えながらも、人の集いや飲食に制限が緩和され三年ぶりの賑わいを見せたゴールデンウィークでした。
新しいナチュラル・自然展望
PVでは一昨年から明確にナチュラルに対する表現や考え方に新しい観点や切り口を提案してきたように思います。ナチュラルは優しさだけではなく強さや脅威を見せつけられるものでもあり、激しく、エモーショナルな色使いも多く見られます。太陽の光り、闇の深さ、宇宙の広さを取り入れることも自然の表現といえるでしょう。
従来からの代表的なナチュラル感は根強く継続し、天然素材を中心に機能性が付加されますます支持を得ていますが、同時に新しい染色方法が持ち入れられた色柄によるイメージの訴求、スポーツへの対応などにも期待がかかります。














デニムの新展開
カジュアルの代表素材でもあるデニムは日常着として、ワークウエアとして絶対的な存在感があります。男女の差、年齢で区別することなく誰にでもいつでも受け入れられるという意味でも他に類を見ない素材です。今シーズンも斬新なデザイン展開、気安さ、楽しさ、安心感といったナチュラルを表するスーパー素材としてPVの来シーズンのトレンドを垣間見ることができます。














北川美智子
慶応義塾大学文学部図書館情報学科卒 旭化成、三景サンテキスタイル、レナウン、三陽商会、伊勢丹研究所を経て独立。 原糸メーカー、繊維商社、テキスタイルやニットのファクトリーと素材開発、アパレルと 商品企画、販売戦略を行う。プルミエルビジョンなどの大型展示会で素材やアパレル 商品買い付けの経験の後、30年にわたりPV情報をまとめ発信。 1995年から2011年まで多摩美術大学にて非常勤講師として「テキスタイルデザインマ ネージメント」に携わる。若者に何を伝えたいかを考える、若者が何をどのように感じて いるかを知る機会に恵まれたことは大きい。 現在は世界のファッショントレンド情報を把握し、目の前にある消費者と店頭との間に 何があるかを探り、目で見て頭で考え、手で触れて心で感じ先を読みたいと考えている。
日本が誇る生地産地の機屋、ニッターなどのテキスタイルメーカーから生地を仕入れられます。
tunageruは、株式会社ディープラストレーディングが運営するインターネットで複数の生地メーカーから生地を仕入れることができるモール型のBtoB ECプラットフォームです。バイヤーは、登録料、固定費無料でご利用いただけます。まずは登録して、ぜひ検索してみてください。