テキスタイリング(TEXTILING)の勧め 「MetotE・目と手」連載第18回の記事をお届けします。
「MetotE・目と手」とは。詳しくはご挨拶をご覧ください。

「水」を感じられる装い
23S/S向けに提案されたキーワードの一つに「水」に関する表現方法があります。触感として手からこぼれる様なサラリとしたタッチ、ぬめり感や流動性、水面の光沢、波状、水が滲みた様子、滲みなど、22年年春の店頭からも予測することができます。
色では水の透明性、海の深さを思わせる深い緑や濃いブルー、それに対して反対色のピンクやオレンジ、赤などの強い色が組み合わされ、斬新で複雑な表現になっています。 大きな面積を使ったり剥ぎ目で工夫がされていて流動感が感じられそのプリント技術や色使いが注目されます。












ライトな素材
シーズンで最も求められる「軽さ」や「透け感」は綿や麻のナチュラル感が代表でしょう。風に吹かれたり、重なって揺れる様子が気持ちを優しく爽やかにしてくれます。マイクロファイバーを使った羽のように軽い素材もさることながら天然繊維の薄さに限りあるのも魅力の一つでしょう。
一方でレースやメッシュなどの穴の開いた素材も風を通す表現で多く見られます。プリントが施されることも多く迷彩柄や動物、葉っぱなどやモダンでスポーティな味わいが人気です。
















北川美智子
慶応義塾大学文学部図書館情報学科卒 旭化成、三景サンテキスタイル、レナウン、三陽商会、伊勢丹研究所を経て独立。 原糸メーカー、繊維商社、テキスタイルやニットのファクトリーと素材開発、アパレルと 商品企画、販売戦略を行う。プルミエルビジョンなどの大型展示会で素材やアパレル 商品買い付けの経験の後、30年にわたりPV情報をまとめ発信。 1995年から2011年まで多摩美術大学にて非常勤講師として「テキスタイルデザインマ ネージメント」に携わる。若者に何を伝えたいかを考える、若者が何をどのように感じて いるかを知る機会に恵まれたことは大きい。 現在は世界のファッショントレンド情報を把握し、目の前にある消費者と店頭との間に 何があるかを探り、目で見て頭で考え、手で触れて心で感じ先を読みたいと考えている。
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