テキスタイリング(TEXTILING)の勧め「MetotE・目と手」

ガーゼとぼかし(ショーウィンドウ トレンドリサーチ) MetotE 6

テキスタイリング(TEXTILING)の勧め 「MetotE・目と手」連載第6回の記事をお届けします。
「MetotE・目と手」とは。詳しくはご挨拶をご覧ください。

テキスタイリング(TEXTILING)の勧め 「MetotE・目と手」 ご挨拶 素材と色と形を目で見、手で触れる  素材は洋服の原点です。 一般的に素材は「ファブリック」「テキスタイル」「ニット」「マテ...

コロナとオリンピック、そして暑さに振り回されている七月です。

春から初夏の市場の行方を追っている間に猛暑に見舞われ,我慢することが生活意識の中であたりまえになってきました。

 この夏の店頭は例年に比べ躍動感や祭りの気分、華やかなリゾート感覚よりも日々の生活に根付いた心地よいナチュラルなもの、手の届く大胆さなどが主流でした。優雅なブラウス、たっぷりの分量感がありながらストンと落ちるロングシルエット、シンプルだけどポイントを押さえたワンピースなどなど。メッシュやオーガンジなど透ける素材を重ねたダブルクロス、柄の繋ぎ合わせなどの他に、ぼかしたり滲んだりした柄やガーゼなどの緩い平織素材が目立ちました。いずれもナチュラル感があり柔らかいけれど型崩れしないシルエットが保たれ、先染めやプリントで華やかさが感じられ一日着ていても飽きないなどの親しみやすさがあります。綿や麻中心でブラウスや羽織もの、ワンピースに多く見られました。

北川美智子
慶応義塾大学文学部図書館情報学科卒 旭化成、三景サンテキスタイル、レナウン、三陽商会、伊勢丹研究所を経て独立。 原糸メーカー、繊維商社、テキスタイルやニットのファクトリーと素材開発、アパレルと 商品企画、販売戦略を行う。プルミエルビジョンなどの大型展示会で素材やアパレル 商品買い付けの経験の後、30年にわたりPV情報をまとめ発信。 1995年から2011年まで多摩美術大学にて非常勤講師として「テキスタイルデザインマ ネージメント」に携わる。若者に何を伝えたいかを考える、若者が何をどのように感じて いるかを知る機会に恵まれたことは大きい。 現在は世界のファッショントレンド情報を把握し、目の前にある消費者と店頭との間に 何があるかを探り、目で見て頭で考え、手で触れて心で感じ先を読みたいと考えている。

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