テキスタイリング(TEXTILING)の勧め 「MetotE・目と手」連載第10回の記事をお届けします。
「MetotE・目と手」とは。詳しくはご挨拶をご覧ください。

秋の気配 2
例年とは少し異なる春から夏、夏から秋への季節の移り変わりはコロナ渦も絡み
店頭を複雑な表情に見せています。
六月の半ばには早い店では初秋の立ち上がりが見られ、夏物のセールと共に先物を求める人たちで賑わっていた売り場が昨年から変わり始めました。百貨店のウィンドウには洋服以外のライフスタイル提案やリラクシングウエアが増え、実シーズンに添ったものが並ぶようになりました。これはファッションのグレードが下がったり低価格のものが主流というわけでは決してなく「新しい日常」の為の提案とみるべきでしょう。本格的な秋にはよりクリエーションの高いものが出ることが予想されています。
8月から9月にかけての秋立ち上がりの様子は次のようなポイントが挙げられます。
軽くてシンプルな表情のウールが復活
季節の変わり目に活躍するコットン
薄手のダウンジャケットやコート
ウールと合繊の中間をいくしなやか素材
デニム健在
スエット素材
カラーミックス
ファーの魅力
北川美智子
慶応義塾大学文学部図書館情報学科卒 旭化成、三景サンテキスタイル、レナウン、三陽商会、伊勢丹研究所を経て独立。 原糸メーカー、繊維商社、テキスタイルやニットのファクトリーと素材開発、アパレルと 商品企画、販売戦略を行う。プルミエルビジョンなどの大型展示会で素材やアパレル 商品買い付けの経験の後、30年にわたりPV情報をまとめ発信。 1995年から2011年まで多摩美術大学にて非常勤講師として「テキスタイルデザインマ ネージメント」に携わる。若者に何を伝えたいかを考える、若者が何をどのように感じて いるかを知る機会に恵まれたことは大きい。 現在は世界のファッショントレンド情報を把握し、目の前にある消費者と店頭との間に 何があるかを探り、目で見て頭で考え、手で触れて心で感じ先を読みたいと考えている。
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